ひみこの歯がいーぜ
2021年10月25日
こんにちわ。
かわかみ歯科クリニック歯科衛生士です。
11月8日はいい歯の日です。普段あまり意識してない方もこの日に歯の健康を意識してみませんか?
今回は『噛む』事についてお話したいと思います。よく噛むことには8つの効果があります!
『ひみこのはがいーぜ』という標語はご存知ですか?
弥生時代の卑弥呼の食事は噛む回数が現代の食事の6倍だったそうです。おそらく卑弥呼は良い歯、良い歯肉をしていた想定から『ひみこのはがいーぜ』というキャッチフレーズがうまれました。よく噛むとなぜいいか子ども達に覚えてもらいもっとよく噛まなければと思ってもらえるようにと願いが込められています。
ひみこのはがいーぜの『ひ』
🔘肥満予防🔘
よく噛んでゆっくり食べると緩やかに血糖値があがり、脳への満腹中枢が刺激されます。よく噛むことで自然と食べ方がゆっくりになり少ない量でも満足感が得られます。
ひみこのはがいーぜの『み』
🔘味覚の発達🔘
よく噛んで味わう事により、食べ物の味がよくわかります。
ひみこのはがいーぜの『こ』
🔘言葉の発音ハッキリ🔘
よく噛むことは口の周りの筋肉をよく使うため、表情が豊かになります。口をしっかり開けて話すときれいな発音ができます。
ひみこのはがいーぜの『の』
🔘脳の発達🔘
よく噛む運動は脳細胞の働きを活発にします。子どもの知育を助け、高齢者は認知症の予防にもなります。
ひみこのはがいーぜの『歯』
🔘歯の病気を防ぐ🔘
よく噛むと唾液が沢山出て、口の中をキレイにしてくれます。この唾液の働きが虫歯や歯周病を防ぎます。
ひみこのはがいーぜの『が』
🔘ガン予防🔘
唾液中の酵素には、発ガン物質の発ガン作用を消す働きがあります。
ひみこのはがいーぜの『いー』
🔘胃腸の働きを促進🔘
よく噛むことで消化酵素が沢山出て消化を助けます。
ひみこのはがいーぜの『ぜ』
🔘全身の体力向上と全力投球🔘
力を入れて噛み締めた時、歯をくいしばる事で力がでます。
よく噛む事には様々な効果があります。ですが、現代人は柔らかいものを食べる事が多く咀嚼力は衰えつつあると言われています。
では、よく噛んで食べるにはどうしたらいいのでしょう?
①噛み応えのある食品を取り入れる。
- 食物繊維の多い食品…根菜やキノコ類
- 弾力のある食品…タコ、イカ、蒟蒻など
- 乾燥した食品…ナッツ類、ドライフルーツ
②調理の方法の工夫。
- 食品を大きく切る
- 繊維の向きに沿って切る
③食べ方の工夫。
- 一口30回噛む!
- 飲み込もうと思ったらプラス10回噛む!
噛むことは全身の健康にも繋がります。
皆さんもぜひ、いい歯の日には『ひみこのはがいーぜ』を意識して食事してみてください!