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子どもは「感染の窓」が開く時期の要注意

2022年8月2日

皆さんこんにちは。

かわかみ歯科クリニックです。

 

このブログでは以前に「子どもはむし歯になりやすい」「子どものむし歯は進行が早い」ことについて解説してきました。

 

乳歯は永久歯よりも未成熟でやわらかく、しかもエナメル質・象牙質の厚みが半分しかない点がむし歯リスクの高さに関連していますが、もうひとつ注しなければならないポイントがあります。

 

それは「感染の窓」が開く時期です。

 

感染の窓が開く時期とは?

感染の窓が開く時期とは、1歳半から2歳半の1年間を指しています。

 

この時期はたくさんの乳歯が生えてくるのですが、まだまだ歯並びが安定しません。

 

そのため、汚れがたまってお口の中が不衛生になり、むし歯菌への最初の感染が起こりやすくなるのです。

 

3歳以降は乳歯列が完成して歯並びも安定し、むし歯菌への感染リスクは低下することがわかっています。

 

歯磨きしなくてもむし歯にならない人について

皆さんも周りにも、歯磨きをあまりしていないのにむし歯にならない人がいることかと思います。

 

一生懸命歯磨きをしてもむし歯になる人もいるのに、一体どんな違いがあるのか不思議に思いますよね。

 

おそらく、そうした人のお口の中には「むし歯菌」が存在していない、あるいは極めて少ないのでしょう。

 

例えば、感染の窓が開く時期をむし歯菌に感染せず乗り切ることができれば、その後もほとんどむし歯にかからなくなる傾向にあります。

 

当然ですが、むし歯は細菌感染症なので、原因となる細菌が存在していなければ、お口の中が不潔になっても歯が溶かされていくことはなくなります。

 

子どものむし歯を予防するために

子どものむし歯を予防するためには、まずご家族がむし歯予防を徹底する必要があります。

 

なぜなら、子どものむし歯の感染源は一緒に暮らしているご家族だからです

 

とくに子どものむし歯のリスクが顕著に上昇する1歳半から2歳半の1年間はご家族もむし歯にかからないよう、むし歯をうつさないよう努めることが大切です。

 

まとめ

このように、子どもは感染の窓が開く時期にむし歯リスクが上昇します。

 

その点も配慮した上で子どものむし歯予防を考えていくことが重要です。

 

当院では小児歯科診療も大切にしており、お子さまのお口の健康から体全体への健康づくりをサポートさせて頂きます。

 

JR「豊川駅」から徒歩8分、名鉄「豊川稲荷駅」「稲荷口駅」から徒歩8分

かわかみ歯科クリニック

 
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