歯周病って?
2023年1月30日
こんにちは、かわかみ歯科クリニックの衛生士です。
皆さん、歯周病って聞いたことありますか?よくテレビCMでもやってますよね!
歯周病は歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎と進行していきます。
歯肉炎は歯茎が赤くなったり、腫れたりと歯茎にのみ炎症がある状態です。きちんと丁寧にブラッシングを行えば、約10日で歯肉炎は落ち着いてきます。
それに比べて歯肉炎が進行し、歯周ポケットの深さが4㎜以上のものが歯周炎となります。炎症が歯を支えている組織まで広がり、歯を支えている骨も溶かされてしまいます。進行していくと、口臭が強くなる、歯がグラグラするといった症状も出てきます。
歯周病菌は嫌気性菌(空気が嫌いな菌)のため、歯周ポケット4㎜以上と深くなると菌が住みやすくなり、歯ブラシなどのセルフケアが困難となってしまいます。
原因はプラーク(歯垢)といった歯磨き不足による汚れの蓄積だけでなく、
・細菌因子(歯周病菌)
・生体因子(年齢、糖尿病、骨粗鬆症)
・咬合因子(歯並び、歯ぎしり)
・環境因子(喫煙、定期検診の回数)
これらが重なって発症します。
初期には痛みはないため、気づかないうちにどんどん進行してしまう可能性があります。歯磨きをした時に出血する、歯茎が赤く腫れているといった症状があったら要注意です。
歯科医院で歯周病の検査をし、歯石除去などプロフェッショナルケアを定期的に受けることがとても大切です。そして、毎日のセルフケアも大切です。生活習慣や歯磨き指導はクリーニング時にお話します!
気になる症状があったらお気軽にご相談ください。