洗口剤について
2024年2月26日
「洗口液」と「液体ハミガキ」の違いって知っていますか?この2つは使用目的や方法が違います。
「洗口液」は口臭の防止などを目的に寝る前や歯磨き後の仕上げの洗口や、ブラッシングを行う時間がないときなどに使用するものです。
「液体ハミガキ」は通常の歯磨き粉と同じようにブラッシング時に使い、口に含んですすぎ、吐き出した後にブラッシングをするという使い方になります。液体ハミガキは研磨剤が入っていないので、ペースト状の歯磨き粉に比べて着色が気になりやすいです。また、フッ素も入ってないです。
フッ素入りの洗口液は、虫歯予防の目的で食後や寝る前にブクブクうがいに使います。特に
・学童期を中心とした永久歯の萌出時期
・矯正治療中などの虫歯リスクの高い時期
・高齢期などの歯の根元が露出している
などの利用が効果的です。
洗口剤には殺菌成分も入っているので、プラーク(歯垢)形成の抑制効果もあります。
殺菌成分以外にも目的に応じた成分が入っているものが販売されています。たとえば、
・歯肉炎の予防を目的としたもの
・口臭の予防を目的としたもの
・タバコのヤニの除去を目的としたもの
などがあります。
また、多くの洗口剤には水に溶けにくい成分を溶かしやすくするためにエタノールが入っています。しかし、その有無によって殺菌効果に大きな違いはありません。洗口時のエタノールの刺激が苦手な方はノンアルコールのもので大丈夫です。
洗口剤は歯ブラシを使わなくても、短時間で口の中に有効成分が行き渡るので、プラーク(歯垢)の沈着や口臭を防ぐことに有効です。しかし、歯についたプラークは歯ブラシ、フロス、歯間ブラシでないと落とせないです。洗口剤は歯ブラシの代わりではないので、補助的に使ってくださいね。
種類が多く、どれを購入するか迷う、詳しく知りたい方はクリーニング時衛生士に聞いてください!