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小児のフッ素と歯磨き

2024年6月24日

こんにちは、かわかみ歯科クリニックの衛生士です。

以前のコラムでもフッ素濃度の変更についてお話しましたが、今回はそのフッ素と歯磨きの順番についてお話します。

歯が生えてから2歳までのフッ素濃度は900〜1000ppmです。1回あたりの使用量は米粒程度(1〜2㎜程度)です。乳歯が生え始めたら、ガーゼやコットンを使用してお口のケアを始め、慣れてきたら歯ブラシを用いた歯磨きを始めてください。この時期は上の前歯の外側(唇側)の虫歯のリスクが高いので、そこから磨くといいです。

3歳から5歳のフッ素濃度は2歳までと同じ900〜1000ppmです。歯磨き後に歯磨き粉を吐き出すことができるようになったら、1回あたりの使用量はグリーンピース程度(5㎜程度)です。この時期は、奥歯の咬合面(咬む面)と歯と歯の間の虫歯リスクが高いです。歯磨きは奥歯から磨いて、唾液で薄まっていないフッ素をまず届けるように磨くといいです。

6歳から成人(高齢者を含む)のフッ素濃度は1400〜1500ppmです。1回あたりの使用量は歯ブラシ全体(1.5〜2㎝程度)です。永久歯が生えてきたばかりの時期は汚れが溜まりやすく、歯ブラシも届きにくいので、虫歯のリスクが高いです。まずは生えてきてる途中の歯から磨き、唾液で薄まってないフッ素を届けるように磨きます。特に奥歯の溝にフッ素を届けるように磨くといいです。

永久歯における虫歯リスクの高いところは、生えてきたばかりの歯、歯並びがガタガタしているところ、歯茎が下がり根が見えているところ、1番奥の歯などがあります。

毎日ケアしていても、磨けてないところ、苦手なところもあると思うので、定期的に歯医者でブラッシング指導を受けることが大切です。お子さんの仕上げ磨きの仕方もお伝えしているので、定期的にクリーニングに通ってください!お待ちしてます!

 
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