舌ブラシ
2021年7月26日
こんにちは!
かわかみ歯科クリニック衛生士です。
普段の歯磨きの中に舌磨きをしている方はどのくらいいるでしょうか?ほとんどの人が歯磨きをし歯間ブラシやフロスをして終わりではないでしょうか?
舌にも汚れは付着します。舌の表面が薄いピンク色ではなく白い苔のようなものが付着して気になっている方も多いのではないでしょうか?この白い苔の様なものを舌苔(ぜったい)と言い、実は口臭の主な原因でもあります。
舌苔とは❓️
舌苔は、細菌や食べかす、はがれた粘膜などが舌の表面に付着して出来た白い苔状の塊です。舌の表面には舌乳頭という細い突起がたくさんありこの中に食べかすや口の中で剥がれた粘膜がたまり、細菌の住み家になっている状態です。
舌苔ができる原因とは❓️
⚫口の中がキレイに清掃できていない
⚫唾液の分泌の減少やドライマウス
⚫口呼吸している
⚫睡眠不足
⚫舌を動かさない機能低下
⚫薬、抗生物質の長期服用
⚫内臓が弱っている
など舌苔の原因にはさまざまありますが、その悩みを解消するために舌ブラシがあります!
今、流行中の新型コロナウイルス対策のために手洗い、うがい、消毒そして舌清掃も有効とも言われています。ウイルスは粘膜感染なので口から胃に行くというよりも、口腔粘膜・咽頭粘膜から体内に侵入します。しっかり舌の清掃をしてお口の中の菌を減らす事で新型コロナウイルスの感染リスクを減らす事ができると言われています。
舌ブラシの使い方について
①ブラシを舌の奥から手前に動かします。この時ブラシを手前から奥に動かしたり、前後に動かしたりしてはいけません。細菌を喉の奥に押し込んでしまう危険性があります。優しく優しく動かします。動かす回数は5回程度です。
②うがいします。
🔘ポイント🔘
舌苔の部分にきちんと舌ブラシがあたるよう通常の歯磨き同様に『鏡』を見ながら舌清掃を行いましょう。寝ている間に口の細菌が肺の中に入ります。そして朝は1000倍ほど口の中の細菌が多くなると言われています。なので、朝起きてすぐと寝る前の1日2回がおすすめです。感染対策はもちろんの事、歯磨き+舌磨きの2セットを行い口腔内を清潔に保ちましょう!
🔘注意🔘
長い期間をかけて溜まった舌苔は1回の清掃ではキレイなりません。毎日清掃する事でだんだん落ちやすくなっていきます。舌を傷つけないためにも無理は禁物です!
かわかみ歯科では外の自販機でオススメの舌ブラシを販売しています!
使い方などわからないことがありましたら気軽にご相談ください。