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歯磨きしているのに、むし歯ができた!なぜ!?

2020年10月8日

こんにちは!

愛知県豊川市の「かわかみ歯科クリニック」です。

「毎日歯磨きをしているのに、むし歯ができてしまう」という方は少なくありません。

まず、正しい歯磨きができていない、もしくは磨き残しがあるのが原因と考えられますが、むし歯ができる原因は「歯磨き不足」だけではないのです。

歯磨きしていてもむし歯ができる原因

食事をするとむし歯菌が活発化して口内が酸性に傾き、歯の表面が溶け出しやすくなります。

やがて唾液によって中和され、溶け出した歯が唾液中のミネラルを得て修復されます。

この歯が溶けて修復する一連の作用を「脱灰と再石灰化」といいますが、「再石灰化」の作用が弱まるとむし歯が発生しやすくなります。

つまり、歯磨き不足プラス、「唾液の分泌量が少ない」のも、むし歯になりやすい原因のひとつです。

唾液を増やして口内の衛生環境を守ろう

唾液には、抗菌・殺菌作用があるので、むし歯菌を減らす効果もあります。

唾液を増やすコツは、以下の通りです。

●こまめに水分補給をする

水分は1日に最低2.5リットル、活発に動く人の場合は3.5リットルくらい必要です。思っているよりも多く必要だと思いませんか?

1回に飲む量はコップ1杯程度に留め、1日に何回にも分け、こまめに飲むようにします。

飲み物だけでなく、1日3回の食事からも水分を摂っています。食事から得られる水分量は約1リットルです。

朝食を抜くと、それだけ水分が不足してしまうので要注意です。

●よく噛む、噛みごたえのあるものを食べる

野菜など、食物繊維が多い食品を摂るようにしましょう。

唾液が増える食品には、イソフラボンを含む豆腐や納豆、ケセルチンを含むタマネギ・りんご・緑茶・そば、ビタミンCを含む柑橘系のくだものなどがあります。

梅干しやレモンなどの酸っぱいものは、食べるのはもちろんですが、想像するだけでも唾液がでてくる効果がありますので、試してみてくださいね。

●口呼吸をやめて鼻呼吸に戻す

唾液が減って口が乾燥すると、抗菌・自浄作用が弱まり、むし歯菌が活発化します。口呼吸は口が乾燥しますので、鼻呼吸に戻すようにしましょう。

睡眠中は、まさにこの状態で、唾液が行き渡らず口内が乾燥するためむし歯が進行しやすくなります。

寝る前に歯磨きをする、コップ1杯の水を飲むほか、マスクをして寝るようにすると乾燥を防げます。

●唾液腺マッサージをする

唾液腺は、耳の下、舌の舌、顎の下にあります。指でグイグイ刺激するセルフマッサージをして、唾液の分泌を促しましょう。

 
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